飛鳥時代から続く薬草のまち宇陀市

宇陀市と薬草の関係は飛鳥時代にまでさかのぼります。
日本書紀によると、推古天皇の即位19年の年(西暦611年)に、宮中行事として薬狩りをうだの(現在の宇陀市大宇陀地域)で行ったと記録されています。これは、日本最古の薬草採取(薬猟・くすりがり)の記録といわれており、宇陀の地が王権の猟場であったことを示しています。
宇陀市と薬草との関係は現代にまで受け継がれています。宇陀地域からは、ロート製薬、ツムラ(旧津村順天堂)、アステラス製薬(旧藤沢薬品)など、日本を代表する製薬企業の創設者が何人も輩出しました。宇陀松山地区には、現存する日本最古の施設薬草園である「森野旧薬園」や、薬問屋であった細川家跡の「薬の館」も存在します。


薬のまち 大和当帰の薬湯

大和当帰はセリ科の多年生植物で、乾燥させた根は、多くの漢方薬や生薬製剤に使われる重要な生薬の一つです。特に婦人薬として使用されることが多く、冷え症や鎮痛などに効果があるとされています。
「大和当帰の薬湯」は、古来からの「薬草のまち」宇陀市内で栽培された農薬不使用の大和当帰葉100%をふんだんに使った、贅沢な薬湯です。
神経痛や疲労回復、肩こりなどに効果があるのだとか。
薬湯独特の香りがするものの、その香りがリラックス効果をもたらし、クセになりそう。
血行促進効果のある大和当帰の薬効成分が十分抽出されたお湯は、体の芯からポカポカと温まり、肌もしっとりスベスベに!

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